交通事故によるTFCC損傷

文責:院長 柔道整復師 杉田 紀寿

最終更新日:2024年07月16日

1 TFCC損傷について

 交通事故に遭われた際に手をつく動作を行ったりすることで、手首を痛めることがあります。

 その際、検査にて「TFCC損傷」と診断された方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 聞き馴染みがないという方が多いかと思いますが、TFCCというのは、三角線維軟骨複合体ともいい、手首の小指側にある骨と骨の間を結ぶ靭帯や腱、軟骨等の軟部組織で構成されたものです。

 転倒やスポーツ、加齢などが原因で生じる他、交通事故の衝撃でもTFCCが損傷することがあります。

 強い衝撃を受けてこの部分が損傷してしまった場合、手首を捻ったり、重いものを持ったりすることで痛みが出ることがあります。

2 TFCC損傷でお悩みの方はご相談ください

 TFCC損傷で痛みが生じている場合であっても、損傷の度合いや痛めた場所によっては検査で見つかりにくいことがあります。

 レントゲンのような、筋肉や靭帯が写らない画像では気づくのが難しいことが多いといえます。

 検査で異常がない場合であっても、実際に痛みがある以上、そのままにしておくと状態が悪化したり、何日経っても痛みが続いたりするおそれもありますので、注意が必要です。

 また、手首は日常的に動かすことから負担がかかりやすい部位ですので、交通事故に遭った後は意識的に安静にするようにしてください。

 交通事故に遭われた後、例えばドアノブを回すときに痛みが出るなど、手首に異常が出た場合は、そのままにせず一度整骨院にご相談ください。

3 TFCC損傷の治療について

 厳密には整骨院での治療は施術といいますが、一般的には整骨院が行うものについても治療といわれることが多いため、治療と記載します。

 当院では、交通事故で生じた手首の異常についても治療を行っています。

 痛みが強い場合、当院ではまず痛みを抑えるための施術を行います。

 ハイボルテージという高電圧電流の機器を用い、痛みを落ち着かせるとともに、損傷個所の回復を促します。

 このように、お身体に負担がかからないように治療していきますので、痛みが強い場合でも安心です。

 電気に加え、筋肉を緩め血流をよくするための手技等を痛みの程度に合わせて行い、痛みが根本的に改善するよう治療していきます。

 必要に応じて、手首を動かさないように固定するなどの処置を行うこともあります。

 ケガの状態や治療のことについては丁寧にご説明をさせていただきますので、何かご不明な点がある場合もお気軽にご質問ください。

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